中共高官のため専用の火葬炉を設けている北京市八宝山火葬場(N509FZ, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons)

 元中国疾病預防控制中心首席科学者の曽光氏は2022年12月30日に、北京市の感染率が80%を超えた可能性があると試算した。一方、具体的な死亡者数について、当局は秘匿して公表していないが、北京市に新しい火葬場を建設していることで、死者数が非常に多いことを推測できる。

 情報筋によると、北京市政府が民生プロジェクトの名目で、急いで簡易火葬場を建設している。同火葬場は1月8日に完工するという。
ネットユーザーが投稿した動画には、北京市密雲区で2日、簡易火葬場の建設が進められている様子が映っている。動画を撮影した男性は、「臨時病院の建設をやめたが、簡易火葬場を建設し始めた」と述べた。

 大紀元の記者が密雲区民政局に問い合わせたところ、「具体的な項目は葬儀社が管理しているので、詳しくわからないが、確かに『火葬炉』を徴発している」と答えた。

 北京市民の張さんは2日、希望之声とのインタビューで、「北京では現在、人が死んでから火葬に至るまで、半月以上待たなければならない。北京の臨時隔離施設は、すべて霊安室になってしまった」と語った。

 ネットユーザーが暴露した情報によると、上海市のいくつかの火葬場では、火葬するまで2月末まで待たなければならず、先に火葬したい場合、追加で2万元(約38万円)を支払う必要がある。土葬の場合、棺桶1箇の価格は2万元にも達した。この価格では、多くの低所得層の家庭が負担できず、一部の人は棺桶なしで直接土葬にするしかないという。

(翻訳・吉原木子)