習氏は飛行機から降りる際、突然足の裏が滑り、慌てて手すりをつかんだ。(ネット写真)

 中国の習近平総書記は14日、新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)の感染拡大後、初めての外遊でカザフスタンを訪問した。習氏は飛行機から降りる際、突然足の裏が滑り、慌てて手すりをつかんだ。

 足が滑った後、習氏は再び滑ることを恐れるかのように足元に視線を落とし続け、手を上げて遠くを挨拶しても、顔を上げようとしなかった。習氏が数年前にフランスを訪れた際にも不安定な歩行を経験し、国際的な注目を集めた。

 CCTV14日夜のニュースでは、習氏がカザフスタンの空港に到着したときの現場映像を流さずに、アナウンサーが原稿を読み上げただけだった。

 また、ネット上の動画によると、当日は中国代表団全員がマスクを着用し、空港で関係者を率いて出迎えたカザフスタンのカシム=ジョマルト・トカエフ大統領もマスクを着用していた。軍服に身を包んだ儀仗隊は、口の部分が特殊な突起になっている医療用マスクを統一して着用していた。

 報道によると、9月13日から15日にかけて、カザフスタンで「世界宗教者平和会議」が開催された。ローマ・カトリックのフランシスコ法王をはじめ、多くの外国人ゲストとマスクをつけずに会見していた。

 米国在住のエコノミストである李恒青氏がエポック・タイムズに対し、カザフの公式代表団が今回マスクをつけて習近平氏を出迎えたのは、習近平側から「マスクをしないなら行かないぞ」というメッセージをカザフスタン側に伝えたからに違いないと述べた。それにカザフスタンが習近平の訪問を心待ちにしていたのは、メリットがあるからだ。

(翻訳・藍彧)