中国共産党政権建立70周年を祝う軍事パレード(イメージ:NTDTV スクリーンショット)

 中国共産党政権が樹立されて70年。中華民族の伝統文化は破壊され、共産党の文化が中国人をコントロールしている。中国人観光客のマナーが問題となるなか、世界各国の国民は現在の中国に対しどれほど好感を持っているのだろうか。その答えとなるのが、アメリカのピュー研究所が公開した新たな研究データだ。

 9月30日、アメリカのピュー研究所は世界の32国の国民の中国に対する好感度に関するアンケートの調査結果を公開した。このアンケートは5月13日から8月29日まで実施され、調査対象となった人数は34904人だ。

 その結果、中国に対して好感がある国は東ヨーロッパ、中央ヨーロッパ、中東、アフリカ及び南アメリカに集中すると分かった。好感度が一番高い国はロシアであり、好感度が71%、反感度が18%しかない。

 二番目の国はアフリカのナイジェリアで、好感度は70%。同じく、ポーランド、ブルガリア及びリトアニアは中国に対する好感度が反感度より高い。しかし、同じエリアのチェコとスロバキアは中国に対する反感度が好感度より高い結果となった。

 北アメリカ、西ヨーロッパ及びアジアの国々は中国に対する反感度が高かった。特に日本の反感度が85%であり、トップになった。アメリカとカナダの反感度はそれぞれ60%と67%であり、好感度が26%と27%だった。

 西ヨーロッパ(スウェーデンを含む)のイギリス、ドイツ及びフランスなど8国の反感度の中央値が57%であり、好感度の中央値が37%になった。スウェーデンの反感度(70%)が一番高い。ギリシャはこのエリアの国の中で唯一好感度が反感度より高い国だ。

 アジアと太平洋の5国のうち、日本は反感度が85%、好感度が14%しかない。韓国は反感度が63%、好感度が34%;オーストラリアは反感度が57%、好感度が36%;フィリピンは反感度が54%、好感度が42%;インドネシアは反感度と好感度がどちらも約36%だった。

 ピュー研究所によると、昨年と比較して、アジアと太平洋エリア諸国の国民の中国に対する好感度は下がった。特に、インドネシアの好感度が去年の53%から36%になった。

 この現象の原因について、『悪魔が世界を統治している』という本を読むと、見当がつくだろう。

『悪魔が世界を統治している』によると、以下のことが挙げられる:

  • 中国共産党政権が反米国家と繋がり、国際的な反米グループのリーダになっている。
  • ロシア国内には共産党の影響が続けて存在している。例えば、モスクワ市内だけでも80個のレーニン記念碑が残存している。その上、共産主義を信じているロシア人は少なくない。
  • 中国共産党が科学に注力する目的は共産主義が全世界をコントロールできるようにするためだ。
  • 中国共産党は伝統文化、正統的な道徳及び全人類共通の普遍的価値の敵である。

(翻訳編集・黎宜明)