干ばつ(イメージ / Tomas Castelazo、 CC BY-SA 4.0 via Wikimedia)

 四川省や重慶市では猛暑が続いている中、停電やエアコン・扇風機などの冷房器具の使用禁止も頻発している。ネット上の情報によると、四川省の高齢者や農民が大量に熱中症で死亡した。

 四川省や重慶市ではここ数日高温が続き、一部の地域では連日40度を超えていた。現地の水力発電の急激な落ち込みにより、地域の電力不足が発生している。四川省と重慶市の多くの市・県、特に農村部では、人々の生活に必要な電力の使用に大規模な制限が課され、毎日不定期に停電し、昼間中停電する地域もあれば、まる2、3日停電する地域もある。

 一部の農村地域で、自宅で熱中症にかかった高齢者が大量に死亡し、畑仕事中に熱中症で死亡した農民も多く、連日フル稼働している葬儀場もあることを示す現地情報がネット上で大量に出回っている。

 重慶市江南葬儀会場は連日満員で、昨日(21日)の午前中に100人以上を火葬したと、ネットユーザーが明らかにした。

 「実家は四川省綿陽市の田舎で、6月末から停電が始まり、トウモロコシや稲を収穫中に死亡する人もいれば、落花生を掘っているときに酷暑で死亡する人もいる、今年は大変だ」と投稿するネットユーザーがいた。

 一部の都市では、救急車が頻繁に出動し、病院では熱中症患者が急増している。

(翻訳・藍彧)