富康病院の「2022年下半期のマーケティング計画」(ネット写真)

 中国四川省のある病院の内部会議の写真が最近流出し、パワーポイントのマーケティング企画の欄に「いかに患者を長期通院させるか」という言葉が書き込まれていた。医療倫理がないと批判された。

 中国メディアの報道によると、四川省瀘州市瀘州市富康病院はこのほど、医師がパワーポイントで「2022年下半期のマーケティング計画」を説明している写真が流出したという。奥のプロジェクタースクリーンには、今回の報告の目次が写っており、「現在の業界の分布状況」「患者さんがどこから来るかという問題を解決する」「どのように患者さんに長くいてもらうか」「どのように患者に列を作ってお金を払ってもらうか」「どのように良い口コミを確立するか」「どのように持続可能な発展を実現するか」「利益向上のための収入源の多様化」など7つが含まれている。

 多くのネットユーザーは、病院側があまりにも非人道的でこうしたやり方は医療倫理にあらずと批判した。

 「患者を病院から出られないようずっと入院してお金を払わせるということか?」

 「病院で最も重要なことは、患者を治療することではなく、患者にお金を払わせることなのか?」

 「多くの病院は金儲けしか考えておらず、患者の健康や命は全く重要視されていないのが実情だ」

(翻訳・藍彧)