三亜市吉陽区港門村、警察は日中、民兵は夜間、24時間体制でパトロールしている。(ツイッター動画のスクリーンショット)

 中国海南省の感染状況は日増しに深刻化しており、新規感染者が連日、千人を超えた。当局は15日、「戦時状態」でコロナと闘い、検査に誰一人漏れないように「戸別訪問作戦」を開始すると発表した。

 三亜市吉陽区(きつようく)港門村のある住民は弊社の取材に対し、「私たちの地域は高リスクエリアで、毎日パトロールされている。警察は日中、民兵は夜間、24時間体制でパトロールしている。都市封鎖されているから、出入り禁止となっている」と語った。

 海南省楽東(らくとう)リー族自治県の住民は、「昨日から楽東リー族自治県全体が静止している。全員が自宅で隔離され、感染が深刻なため外出できない。外出すると50元(約1000円)、警察に捕まると200元(約4000円)の罰金を科される」と述べた。

 海口市も閉鎖措置を強化されており、海口市秀英村のあるホテルスタッフは、「私たちは(フェンスで)囲まれているので、ここから出られない。この近くのホテルはほとんどすべてが隔離用にされており、一般には公開されていない」と述べた。

(翻訳・藍彧)