9月23日(月曜日)国連で宗教自由会議を主宰したトランプ大統領(イメージ:ホワイトハウスの動画スクリーンショット)

 アメリカのトランプ大統領は9月23日(月曜日)、国連で宗教自由会議を主宰した。トランプ大統領は、未だに多くの国家で信仰の自由が保障されていないとして警鐘を鳴らし、米大統領として信仰の自由を保護する鮮明な姿勢を示した。

 トランプ大統領は演説で、「今日、国連で宗教自由会議を主宰する最初の米大統領になったことは、本当に光栄だ」と述べた。「アメリカの立国の原則は、権力は政府ではなく神に由来するということだ」とトランプ大統領は言う。「私たちの建国者は、宗教と信仰を追随する権利ほど、平和と繁栄と道徳のある社会にとって根本的なものはないことを理解している」  

 世界人口の約80%が、宗教の自由が「脅威に晒され、制限され、あるいは禁止されている国」に住んでいるという。最初80%という数字を見て、トランプ大統領はスタッフの間違いだと思って確認させたが、信じられないことにこの数字は間違っていなかった。

 「今日、アメリカ合衆国は明確な声でそれらの国に宗教的迫害を終わらせるよう呼びかけている」とトランプ大統領は述べた。「大統領として、宗教の自由を守ることは私の最優先事項の一つだ」。

 トランプ大統領は演説において、今年7月に宗教的迫害の生存者数十人と面会したことを明らかにした。その中には、ウイグル族のイルハム(Jewher Ilham)さん、法輪功学習者の張玉華(Yuhua Zhang)さん、チベット仏教信者のナイマ・ラモ(Nyima Lhamo)さん、そしてキリスト教徒の欧陽曼平(Manping Ouyang)さんが含まれていた。

 多くの信仰者は、彼らが宗教的信念を堅持しているためだけで、自国政府によって監禁され、制裁され、拷問され、殺害されることもしばしばある。「信じられない」とトランプ大統領は言った。

 「彼らの多くは今日ここに来ている」と彼は言った。「いかなる場合であれ、米国は永遠に各地の被害者のために声を出すだろう。どこに行ってもアメリカはあなたのために居場所を用意している。」

(翻訳・柳生和樹)