地球から見る銀河(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 銀河には無数の星があり、まるで空を横切って流れている川のように、夜空で輝く。このため銀河は、撮影者の写真テーマになることが多い。アリー・ニレンバーグ氏(Aryeh Nirenberg)というカメラマンは特別なタイムラプスムービーで銀河の動画を撮り、地球の回転を人々に体験させた。

 人は地面に立って空を見る時、地球が回転していることを忘れがちだ。そして銀河のタイムラプス動画は、夜空が人の周りを回っているかのように勘違いさせてしまうのだが、実際は逆だ。

 地球が自転していることを示すために、ニレンバーグ氏は二年前に米国コロラド州で、3時間にわたり12秒ごとに銀河の写真を撮影し、地球が銀河をめぐって回るビデオを編集した。

 ニレンバーグ氏が使ったのは赤道儀という撮影機器である。この機器は地球の回転軸に平行に回転する軸で、カメラマンが星や惑星の動きを追跡することを可能にするものである。ニレンバーグ氏はカメラを赤道儀に固定することで、地面が回るタイムラプス動画が撮れると考えたようだ。

 地球は太陽の周りを公転し、そして南北の軸にめぐって自転もするものだ。その自転の時速はおよそ1600キロである。地球が一周自転するのにかかる時間は恒星日(sidereal day)と呼ばれるが、この恒星日はちょうど24時間ではなく、23.9344696時間だそうだ。

 次の動画は2年前にニレンバーグ氏が撮影したタイムラプス動画の一つで、非常に美しい映像。特に、流れ星がよく見れる。

(文・陳俊村/翻訳・謝 如初)