(ツイッター動画のスクリーンショット)

 ある外国人が上海の封鎖を突破して「死にたい(I want to die)」と叫んだ。その後、彼はすぐに防疫スタッフに捕まえられて元の居場所に戻された。この衝撃的な動画は27日の夜、SNSで話題となった。在上海フランス領事館は27日、「死にたい」と叫んだ男性がフランス人であることを確認した。

 動画には、明らかに絶望的で精神的にほとんど我慢の限界に達した外国人がぎこちない中国語で防疫スタッフに自殺させるようお願いしている様子が映っている。彼は英語、中国語、フランス語で自殺したいと繰り返していた。

 それを受けて、ラジオ・フランス・アンテルナショナルは、在上海フランス領事館に連絡を取り、その男性が本当に上海在住のフランス人であるかどうかを確認したところ、「確かにフランス人である」と肯定的な答えを得た。現在、同フランス人は看護スタッフに世話を受けており、状況は安定している。

 上海は感染拡大で閉鎖して以来、SNSでは上海にいる外国人に関する動画が絶えず流出している。ある動画では、ある外国人の女性が仮設隔離病院に強制的に入れられ、隔離病院でライブ放送を始めた。隔離病院は物資が乏しく、衛生状態が悪く、過密で騒々しく、人がいる場所ではないと愚痴をこぼした。上海に来て11年になるが、今は上海に失望しているという。

https://twitter.com/i/status/1518267628128714754

 また、上海の強制隔離により、匯賢居マンションは鉄条網で封鎖されたため、外国人が叫んでいるという動画もある。

(翻訳・藍彧)