香港政府ナンバー2の政務長官を辞任した李家超(ジョン・リー)氏・前政務官(64)が9日、次期行政長官を決める選挙に立候補すると正式に宣言した。香港メディアによれば、候補選定に影響力を及ぼす中国政府は李氏で候補を一本化する可能性が高いという。元全国政協委員の劉夢熊氏(リュー・モンフン、74)の分析によると、これは北京が台湾に対する武力行使の準備をしていることと、香港と中国における「戦時体制」が関係しているという。李家超氏がこの時期に出馬するのは、中国共産党政権の空前の危機感と密接に関係している。