(中国民航ホームページより)

 中国の重慶市発モスクワ行きの貨物機3U3839便は25日、離陸後、機械の不具合により引き返したと外部に発表した。このニュースは、中国内外のSNSのネットユーザーに広く転載・議論された。米国に発見されたために、途中で引き返したのではないのかとコメントする人もいた。

 同機は、ハードランディング(硬着陸)による損傷を防ぐために、8時間にわたって旋回して燃料を消費していたという。その後、無事に着陸した。

 中国共産党機関紙「新華社」によると、重慶市発モスクワ行の貨物便3U3839便は25日、離陸後に機械トラブルで帰航し、現在はすでに無事着陸した。四川航空3U3839便は、25日7時43分に重慶江北国際空港を離陸し、現地時間25日9時30分にモスクワのシェレメーチエヴォ国際空港に到着する予定だった。25日16時7分、同機は重慶江北国際空港に戻り無事着陸した。

 貨物便3U3839の輸送記録を調べたところ、重慶市からモスクワへの物資の輸送が先週3回行われていたことが明らかになった。西側諸国は、中国共産党がロシアを支援しているという証拠を確かに握っているからこそ、何度も北京に警告しているのだ。

(翻訳・徳永木里子)