澎湖の海(WU PEI HSUAN, CC BY-SA 4.0 , via Wikimedia Commons)

  台湾全土はこのほど寒波の影響を受け、急速に冷え込んでいる。海水温が警戒ラインの14度より低く、台湾の離島澎湖の海には経済性が高い魚が凍死で浮かんだ。

 農業委員会水産試験所澎湖海洋生物研究センターによる近海の海水温の統計によると、澎湖北海の平均海水温は約14度、内海の海水温は約15度とやや下がり、岸の海水温はより大きく下がった。22日から、気温がやや上昇しているが、海水温はまだ低温が続くと自由時報が報じた。

 澎湖の吉貝でも今年の最低海水温は13.6度と警戒ラインの14度を下回り、海面には凍死した魚が浮かび上がり始めている。中には、軽く凍傷の魚もいた。死んだ魚種のほとんどは、スズメダイの仲間やエビなど、経済性の高い魚種が多く含まれている。

(翻訳・北条)