中華民国(台湾)国軍の空軍基地が指示を受けて、直ちに戦機を派遣して侵入敵軍に対戦する。(イメージ:フェイスブック動画のスクリーンショット)

 中国の秦剛(チンガン)駐米大使は27日、台湾問題で米中が軍事衝突する可能性があると警告した。

 米公共ラジオ局(NPR)によると、秦剛大使は27日、駐米中国大使館でNPRのインタビューを受けた際、米国との関係が中国共産党(中共)の最も重要な外交関係であることを認め、台湾が米中衝突の「引き金」になることに言及した。

 秦剛氏はまた、「台湾海峡を隔ていても全て中国人だ」とし、武力統一は「脅威」に過ぎないと、戦争は望んでいない態度を見せた。

 秦剛氏が台湾に言及したのは、駐米大使就任後2度目であった。同氏は2021年7月に就任後、初めてのインタビューを受けた際も、台湾が独立の道を歩み続ければ、中米両国が軍事衝突になりかねないと述べた。

 先週末には、中国は計39機の戦闘機を派遣し、台湾の領空を侵犯した。台湾海峡で軍事衝突が起きれば、米国が台湾のために出兵するというのが一般的な見方である。バイデン米大統領が昨年10月、このような見解を明らかにした。

(翻訳・吉原木子)