(看中国合成写真、YouTube動画のスクリーンショット)

 中国天津市では8日、オミクロン株の市中感染が確認された。そこで、隔離を求められたある男の投稿が話題を集めた。

 中国政府公式の通知によると、11日正午まで、天津市で789万2591人がPCR検査を受け、感染者97人、家庭クラスター6件を確認した。感染源は不明。

 同市の多くの市民は強制的に隔離された。ある男性ネットユーザーが9日に投稿した動画によると、隔離先は「花果山テーマホテル」であり、花果山(かかざん)は『西遊記』の中に出てくる孫悟空の飛び出てきた石山でもある。ホテル内は土の壁、築山、池などがデザインされており、部屋も築山がベッドを囲んで自然の雰囲気を醸し出している。同男性は同部屋の雰囲気では、夜眠れないと訴え、森テーマの「森林部屋」に変えてもらった。

 関連動画はすぐにウェイボー(微博、Weibo)のホット検索に上り、「花果山ホテルで隔離される男」というハッシュタグで1億回以上見られた。

 「幸いに花果山に送られた。もし五行山(ごぎょうさん、孫悟空が封印された山)に送られれば、500年後にご縁のある誰かが開封してくれるでしょう」「ハハハ、おもしろい。とりあえず500年住んでみたら?三蔵法師はあなたを救いに行く道で、健康コードがずっとグリーン(安全)であることを祈りますよ」といった、ネットユーザーからの揶揄のコメントが殺到した。

(翻訳・徳永木里子)