マタス・マルデイキス議員(中華民国外交部のツイッターより)

 中国外務省の趙立堅副報道局長はこのほど、「ある一部の勢力は次第に歴史のごみ箱に押し込まれる」とリトアニアを批判したことに対し、リトアニア議会のマタス・マルデイキス議員は22日、「共産主義はすでにそこに存在している」とツイートして対応した。

 リトアニア農業省は17日、「来年、コロナの感染状況が緩和されれば、Kęstutis Navickas(ケストゥティス・ナヴィカス)大臣が率いるメーカー視察団が訪台する可能性がある」と発表した。

 これに対し、趙立堅氏は20日の記者会見で、「リトアニアは信頼を裏切り、公理と正義に反対する立場に立ち、決して良い結果にはならないだろう。リトアニアの一部の人々や勢力は、台湾の独立分裂主義勢力と結託し、その道の尽きるところまで歩み、次第に歴史のゴミ箱に押し込まれるだろう」と述べた。

 マルデイキス氏は22日、中国共産党が「リトアニアが歴史のゴミ箱に押し込まれる」と脅したのは皮肉だ。共産主義はすでにそこに存在しているとツイートした。

(翻訳・徳永木里子)