24日に始まったロシアのウクライナ侵攻が注目の的となっている。あるウクライナ人女性教師の写真が多くの国際メディアのトップに上った。彼女の顔は血だらけであるが、穏やかな表情をしており、生き残れたのは「天使がいたからだ」と述べた。
ユーロニュースのツイッターに投稿した映像によると、オレナ・クリロ （Olena Kurilo）さん（52歳）はウクライナ北東部の都市ハルキウ郊外の病院から出てきた際、顔を巻くガーゼからまだ血がにじみ出ていた。ロシア軍の流れ弾によって、彼女の顔面が割れた窓ガラスによって傷つけられた。彼女の家も爆弾によって完全に破壊された。
クリロさんは「なんてことだ、死にたくない」と当時の心情を振り返った。家には窓と扉がなくなり、床もひっくり返ったという。「本当にラッキーだった。きっと力強い天使に守られたから、生き残ることができた」
A photo of Ukrainian teacher Olena Kurilo bloodied and bandaged after surviving a Russian missile strike, captured by @anadoluagency photo-journalist Wolfgang Schwan, became a symbol in the world media of the attack on her country. pic.twitter.com/0iS5FQxur9
— Serdar Karagöz (@serdarkaragoz) February 25, 2022
国連難民高等弁務官事務所の統計によると、すでに10万人のウクライナ人が国を離れ、うち数千人が隣国のルーマニアとモルドバ共和国に避難している。
ロシア通信社インテルファクスによると、ウクライナ保健省26日の発表で、これまで少なくとも198人が死亡、1115人が負傷したという。
（翻訳・北条）