マイク・ポンペオ氏(Hudson Institute, CC BY 2.0 , via Wikimedia Commons)

 前米国務長官マイク・ポンペオ氏とハドソン研究所の副社長ルイス・リビー氏はフォックスニュースへの寄稿で、民主党政府はアフガニスタン・移民・財政支出などの問題で、米国が新型コロナウイルス(中共ウイルス、COVID-19)の起源に対する中国共産党(以下、中共)の隠ぺいの責任を追及することを怠っていると述べた。

 ポンペオ氏とリビー氏は21日、「人々は過去に中共を無視したため、想像すらできない結果をもたらした。米国は現在、慎重な態度で、同盟国と一緒により責任を持って、全面的に対処しなければならない」とし、「長年にわたって、中共政府に対する責任追及の必要性が増えつつある。なぜなら、新型コロナウイルスの大流行の原因となった中共は自分の責任を軽視しているからだ。また、中国の経済力と軍事力が米国への影響が大きくなるにつれ、中共政府はますます露骨になっている。最近では、中共の指導で出版された出版物で、核兵器で日本を滅ぼすと脅かしている。国際的義務を違反した状況でもなお、香港の自由の消滅を加速させ、南シナ海基地を違法に軍事化し、これを武器として、貿易とサプライチェーンを支配しようとした」と述べた。

 両氏はまた、「新型コロナウイルスの流行は米国人の注意をそらし、中共の経済力を向上させた。特に『一帯一路』と『デジタル人民元』は、中共政府の専制的な鎮圧をさらに助長している」と指摘した。

 両氏は中共の下心を見極めたため、「民主国家は中共の侵略行為、特に新型コロナウイルスに対する背任行為を黙認すべきではない」と呼びかけた。

(翻訳編集・吉原木子)