(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 フェイスブック(Facebook)の元社員で、中国系アメリカ人のデータサイエンティストである張学菲(Sophie Zhang)氏は11日、フフェイスブックの犯罪行為について議会で証言する意思があることを公言した。

 張氏は11日のCNNのインタビューに関連したツイートで、「(米国)議会が私に証言することを望むなら、過去6ヶ月間公言してきたように、私は市民の義務を果たす」と述べた。

 このツイートの中で、張氏は昨年、欧州議会委員会の前で個人的に証言したが、メディアの報道を避けたことも明らかにした。また、民主主義への義務が第一だとも述べた。

 米ビジネスや技術ニュースの専門ウェブサイト「ビジネスインサイダー」の報道によると、張学菲氏は2020年8月にフェイスブック社に解雇され、退社前に、フェイスブック社が世界中の権威主義政権にフェイスブック・プラットフォームの操作を許している理由を詳細に記した7,800字の覚書を発表した。

 覚書には、張氏は「私の手に血がある」と書いた。また、自分が解雇されたのは、フェイスブックが彼女の「業績不振」を理由にしたからであると書いた。

 張氏は、同覚書をフェイスブックの社内に発表しただけでなく、個人のウェブサイトにもアップロードした。今年7月に張氏が「MIT(マサチューセッツ工科大学)テクノロジーレビュー」に語ったところによると、フェイスブックが自分のトラストのサーバーにクレームを送った後、自分のウェブサイトはオフラインにされたという。

 2020年9月以降、張氏はずっとフェイスブックに対して批判的な意見を発表している。

(翻訳・藍彧)