ワクチンパスポート(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 米政府は20日、空路で入国する日本を含む外国籍の成人に対し、11月初旬から新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)ワクチンの接種完了を義務付ける新制度を発表した。

 11月初旬に施行される新制度では、以下の3つの具体的な内容が含まれる。

 1、ワクチン接種を完了したすべての外国人に対し、渡米する3日以内にワクチン接種証明と陰性証明の提示を義務付ける。

 2、米国疾病予防管理センター(CDC)が今後数週間のうちに発行するガイドラインに従い、搭乗者は接触者を追跡するための情報を提供する必要がある。

 3、米国に入国する国際線の搭乗者に飛行中のマスク着用を義務付け、米運輸保安庁(TSA)にマスク着用義務の不履行に対する罰金を増やすよう指示する。

 ホワイトハウスの新型コロナウイルス感染症(武漢肺炎、COVID-19)対策チームのコーディネーター、ジェフ・ザイアンス氏は、新制度について、「米国に向かう旅客にはCOVID-19の拡散を防ぐための厳格なプロトコルが含まれており、これによりアメリカ人を保護し、国際的な空の旅をより安全なものにする。海外旅行は、家族や友人をつなぎ、中小企業と大企業の間で開放的な思想と文化交流を促進するために、不可欠だ」と述べた。

(翻訳・徳永木里子)