アントニー・ブリンケン米国務長官(米国務省動画のスクリーンショット)

 リトアニア政府は22日、同国の外相と米国国務長官との電話会談で、リトアニアが台湾との関係を発展させていく中で、台湾大使館事件をめぐる中国共産党の圧力に抵抗するための「二国間協調行動」をとることに21日に合意したと発表した。

 米国務省のネッド・プライス報道官は21日、「ブリンケン国務長官が今日、リトアニアのベキス外相と会談した。ブリンケン国務長官とベキス外相は、米国とリトアニアの二国間関係の強化を再確認した」とし、「ブリンケン国務長官は、中国の脅迫行為に対して、北大西洋条約機構(NATO)の同盟国とEUパートナーであるリトアニアに対して米国は、揺るぎなく支持すると強調した」と述べた。

 中華民国との国交正常化後、中国とリトアニアの関係は急速に悪化した。中華民国外交部の欧江安(おう こうあん)報道官は、リトアニアが台湾を支援してくれたことに感謝した。彼女は以前、「リトアニアは同じような理想を持つ友好的なパートナーであり、国家の尊厳と自由の理念を守る強い意志は賞賛に値する」と表明した。

(翻訳・吉原木子)