ルドルフ・ジュリアーニ(Rudy Giuliani)氏(Wikimedia Commons / Gage Skidmore from Peoria, AZ, United States of America / CC BY-SA

 米メディアの報道によると、米ニューヨーク控訴裁判所は24日、ルディ・ジュリアーニ氏の同州における弁護士資格を一時的に停止しました。

 その理由は「昨年の大統領選で、トランプ前大統領とトランプ陣営の弁護士としての立場でありながら、裁判所や議員、一般市民に対して虚偽で、誤解を招くような発言をした」としています。

 これを受け、ジュリアーニ氏の弁護士は「ジュリアーニ氏が申し立てられた問題についての公聴会が開かれる前に、一時停止の決定をしたことに失望している」と遺憾の意を表しました。

 そして、トランプ氏も声明を出し「ニューヨークが、偉大なアメリカの愛国者ジュリアーニ氏の弁護士資格を剥奪しようとしているなんて信じられるか?魔女狩りだ」と非難しました。

 ジュリアーニ氏の資格停止処分は、同州の弁護士懲戒委員会が求めたものです。

 裁判所の命令には、ジュリアーニ氏の停職は一時的なものであり、最終判断は本格的な正式審理の結果次第であると記されています。

 ジュリアーニ氏は、トランプ氏の弁護士として、11月3日の選挙終了後にはペンシルベニア州、ジョージア州など激戦州で、トランプ氏の勝利が不正によって否定されたと主張し、法的活動の先頭に立っていました。 元大統領顧問弁護士が資格停止となるのは極めて異例のことです。

(新時代Newsより転載)