米国のバイデン大統領とロシアのプーチン大統領(The White Houseのツイッターより)

 ロシアのアナトリー・アントノフ駐米大使は20日、米国に帰任した。アントノフ氏は空港で記者団に対し、「米ロ関係に関しては、破壊された対話のメカニズムを回復させることが第一任務だ」と語った。

 アントノフ氏は、ロシアと米国の関係には依然として深刻な問題が存在している。しかし、モスクワはそれを解決する用意ができており、駐米ロシア外交官も両国間関係が円滑に進められるよう準備ができていると述べた。

 同氏はまた、駐米ロシア大使館が21日に米国の同僚に招待状を出し、数日後両国の関係について議論を開始する予定であると明かした。

 駐ロシアの米国大使であるジェイク・サリバン氏は、間もなくモスクワに戻ることを表明した。「米ロ両国の大統領が非常に重要な首脳会談を行ったばかりで、早くモスクワに戻りたい」とツイートした。

(翻訳・徳永木里子)