グローバルの半導体チップ不足は半年以上続いており、業界ではこれまで、チップ不足は来年まで続く可能性が高いと予想されていた。しかし、最新の研究報告では、この状況は2023年まで続く可能性があると予測されている。

 台湾「財経新報」は2日、米国の外資系企業が行った新しい研究調査によると、半導体チップ製造技術の進歩により、ソーシャルメディアやオンラインショッピング、コロナ禍によるテレワークや自宅学習のオタク経済を加速するなど、スマートフォン市場の成長を牽引し、半導体チップの需要は上昇し続けており、チップ不足は2023年まで続くと予想されている。

 米「フォレスター・リサーチ」社のグレン・オドネル副社長は、需要が高まっているため、供給が依然として制限されており、チップ不足は2023年まで続くと予想されるとブログで書いた。

 オドネル氏はまた、サーバーを大量に使うデータセンターが2022年により多くのチップを購入するようになり、クラウドコンピューティングや暗号通貨のマイニングの継続的な成長と相まって、チップの需要が急速に伸びると予測している。

(翻訳・藍彧)