中国は最近、異象気象が頻発し、16日から17日にかけて、少なくとも8つの省で雷、強風、雹、山津波災害などの警報が発令された。

 報道によると、貴州省開陽県宅吉郷では15日に14級(41.5~46.1m/s)の強風に見舞われ、340戸以上の農家と1,000ムー以上の農作物に被害が出た。16日から17日にかけて、貴州省の一部の地域では、雷雨、雹、強風などの強い対流天気が続いた。貴州省気象局によると、17日まで、貴州では15日間連続で雹が降っており、史上同時期においても珍しいことだという。

 また、15日夜、湖南省岳陽県の中州、麻塘、新開、筻口などの町で、風速が竜巻規模の12級(32.7m/s以上)に達し、家屋の倒壊や破損、農業用小屋の破損、樹木の折損などが発生した。

 中国メディアの報道によると、安徽省中南部、江蘇省中南部、上海市、湖北省東部、湖南省中北部、江西省北部、浙江省北部、貴州省東部、広西チワン族自治区北部などの一部地域では17日、雷風や雹の天気が続き、豪雨が降ったという。江淮地区、江漢地区、江南中北部と西部、華南西北部などの累積降雨量は、50ミリ以上に達し、一部の地域では100ミリを超えた。

(翻訳・藍彧)