山東省煙台市(えんたいし)の国家ハイテク産業開発区にあるファーストフード店で18日未明、液化ガスの爆発事故が発生し、周囲50メートル近くの家屋のドアや窓が破壊された。同店の前に駐車していた多くの車も吹き飛ばされた。

 地元メディアの報道によると、18日午前5時頃、山東省煙台市ハイテク産業開発区の中海国際コミュニティにある、ファーストフード店で液化ガスの爆発事故が発生した。今のところ、現場で5人の負傷者が出ている。

 地元住民は、「地震が起きたかと思うほどの激しい爆発だった」と語った。

 ネットユーザーが投稿した動画には、ファーストフード店のドアが吹き飛ばされ、店全体が黒い穴になり、2階の10数枚の窓が粉々になり、周囲の店のドアや窓も吹き飛ばされ、地面にガラスの破片や瓦礫が散らばっている様子が映されている。ファーストフード店の前に駐車していた黒い車は、10メートル以上飛ばされたようで、道路の向かい側に駐車していた車にぶつかり、フロント部分が潰された。同店の脇に駐車していた、軽トラックの後部のトランクも破壊された。他にも10数台の車が、それぞれ異なる程度で損傷した。

(翻訳・徳永木里子)