インドでは最近、新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)感染が爆発的に拡大する中、同じような致死性の高い「真菌感染症(ムコール症)」の患者も増加している。多くの新型コロナウイルスの患者は真菌感染症にかかり、失明、感染部位が黒くなる症状が現れた。脳に転移すると死亡率は50%にも達する。真菌感染症に感染した患者にも医療用酸素補助呼吸が必要となり、インドでは酸素不足が一層深刻になっている。

 インドのデリーにあるSir Ganga Ram Hospital (音訳:サー・ガンガ・ラム病院)の医師Atul Gogia(音訳:アトゥル・ゴギア)氏によると、新型コロナウイルスの患者は、真菌感染症にも感染しており、1日に少なくとも1件の症例が確認されているという。Atul Gogia氏は、多くの患者が視力を失い、鼻とあごを切除しなければならないと述べた。

 Ram Manohar Lohia Hospital(音訳:ラム・マノハール・ロヒア病院)の医師のGaurav Kumar(音訳:ガウラヴ・クマール)氏によると、呼吸器を装着している患者は真菌感染症の感染率が高いことから、酸素チューブに接続された加湿器に殺菌されていない水が入れられていたため、水に含まれる微生物やカビが大量に発生し、真菌感染症に感染したのではないかと推測している。

(翻訳・藍彧)