セーシェル共和国のラ・ディーグ島の海岸(Tobias Alt, Tobi 87, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons)

 インドビジネスメディア「Bloomberg Quint」の5日付の報道によると、インド洋西側の島国セーシェルは、成人人口の62.2%が新型コロナウイルス(中共ウイルス)ワクチン接種を完了しているにもかかわらず、最近感染者が急増したため、現在、2週間にわたり学校を閉鎖し、スポーツ活動の中止や世帯間の交流の禁止、バーの早期閉鎖などの措置を取っています。

 同国の保健省のデータによると、全国の現感染者数は、4月28日の612人から5月3日には1,068人に増加し、総人口約9万8000人の1%を超えています。 急増の原因について、詳細はほぼ明かされていません。

 同国は1月10日から、ワクチン接種を開始しました。4月12日までに投与されたワクチンの59%はアラブ首長国連邦(UAE)から寄付された中国医薬集団(シノファーム)のワクチンで、残りはインドでライセンスに基づいて生産されている英アストラゼネカ社が開発したワクチン「Covishield」でした。

 接種開始日に接種を受けたラムカラワン大統領は「世界で一番先に、18歳以上が少なくとも接種率7割となる状態を目指す」と語り、「集団免疫」を確立する世界初の国を目指していました。

(新時代Newsより転載)