中国貴州省銅仁市(どうじんし)は3日、豪雨に見舞われたため、山津波が起こり、川が増水した。沿河トゥチャ族自治県の川沿い住宅地では、家屋の裏からの山津波が道路に沿って川に流れ込み、岸辺は幅数百メートルの巨大な滝になっていた。現地の気象局によると、今後も降雨が続くとのことで、気象災害(豪雨)に対する青色警報(注)の緊急対応を開始した。

 ネットユーザーが投稿した動画によると、3日豪雨の後、山津波が県内に押し寄せ、道路は水に浸かり、水面には多くの生活用品やゴミが漂い、まるで海のようになった。

 洪水は川沿いの街に流れ込み高さ数十メートル、幅千メートル近くの巨大な滝を形成していた。

 今年の洪水シーズンは例年よりも早いようで、5月に入ったばかりだというのに、中国の多くの地域はすでに洪水に見舞われた。

 注:中国の警報は、青色(一般)、黄色(軽度)、橙色(重度)、赤色(特に重度)の4段階に分けられる。

(翻訳・徳永木里子)