救助活動を行っているインド軍(インド軍のツイッターより)

 中国国境に隣接するインド北部のウッタラーカンド州で23日午後4時頃、雪崩が発生した。国境道路修繕工事の2つの工事現場が破壊され、合計430人の作業員に影響を与えたと複数のメディアが報じた。

 インド軍は救助隊を派遣して救助活動を展開しているが、現地では先週から5日間連続でみぞれが降り続けており、事故現場に向かう複数の道路で土砂崩れが発生したため、救助作業が難航している。24日までに10人の遺体が見つかり、384人が救出された。うち6人が重傷を負い、病院に運ばれた。これに先立ち、チャモリ地区の警察署は、雪崩発生時道路修繕工事現場で作業していた430人の作業員のうち36人がまだ行方不明で、捜索・救助活動を続けているとツイートした。

 インド軍によると、雪崩が発生した地域は過去5日間、雨や雪が降り続いており、現在も雨が降っているため、捜索・救助活動の難易度を増したとのこと。

 同地域では、2月にも氷河の断裂で割れた氷を伴った大規模な土石流で、200人以上の死者が出た。

(翻訳・藍彧)