バイデン氏とプーチン氏(イメージ:希望の声より)

 バイデン政権が15日(米東部時間)に、ロシアの32のエンティティ(団体)及び個人に制裁を科す行政令に署名し、ワシントンにいる10人のロシア外交官を追放すると発表した後、プーチン大統領は報復行動を取った。

 ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、現地時間16日夜、セルビアの外相とモスクワで行われた記者会見で、米国の対ロシア制裁に対する報復として、米外交官10人を追放すると発表した。「私たちは同じやり方で(ワシントンに)反撃する」

 ロシア外務省は公式サイトの声明で、米国の外交官を追放するだけでなく、メリック・ガーランド米司法長官、スーザン・ライス外交政策顧問、クリストファー・レイFBI長官など、8人の米高官のロシアへの渡航を禁止すると発表した。

 ロシア外務省は別の声明で、米外交官のロシア国内での自由な移動や、米国大使館とのロシア人雇用の共同協定を一方的に中断すると同時に、米外交官の外交渡航ビザを厳しく制限し、米国関連の非政府組織や財団の業務を閉鎖すると発表した。

(翻訳・藍彧)