(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 香港衛生署は14日夜、新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)ワクチン、「「コミナティ筋注」(中国語:復必泰)」を接種した妊婦2人が流産したことを明らかにした。うち1人は妊娠23から24週目だったという。同ワクチンはドイツのバイオンテック医薬品会社が、中国上海を拠点とする復興国際の傘下企業である復興医薬と共同で製造した。

 14日夜、香港衛生署のスポークスマンによると、「コミナティ筋注」を接種した妊婦2人が流産し、コロナワクチン接種後の副作用と疑われる報告を受けたと発表した。

 その内の1人(32歳女性)は、8日、セント・ポールズ病院地域予防接種センターで「コミナティ筋注」を接種した。病院のカルテによると、10日に妊娠の陽性反応が出て、翌日には下腹部の痛みを伴い出血を発見し、流産したことがわかった。病院側は胎児の体重を測定し、妊娠期間が約23~24週だと推定した。

 もう一人は、同じく32歳の女性が3月25日に妊娠検査で陽性反応が出て、3月31日に下半身から出血があったため、クイーン・エリザベス病院の救急室で診察を受けたところ、流産と診断された。同女性は3月23日に彩虹道バドミントンセンター地域予防接種センターで「コミナティ筋注」を接種していた。

(翻訳・徳永木里子)