3月下旬頃、中国遼寧省の村人が新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)ワクチンを接種後に死亡したと、「希望の声」が14日に報じた。

 遼寧省大連荘河市の男性村民、王大軍氏(43歳)がワクチンを接種した後、同日に死亡したという。王大軍氏の死後、家族が当局に説明を求めたが、政府は直ちに情報を封鎖し、流布させなかった。検死の結果、当局は「アサリを食べたことが原因で、ワクチン接種とは関係ない」と発表した。

 希望の声の記者が情報筋に取材したところ、死者は現地のヘルスワーカーだったようで、普段は健康で、午前10時にワクチンを接種し、夕方には死亡したとのことで、近隣住民はワクチン接種が原因だと考えているという。現地、同地域でワクチンを接種する人がいなくなり、政府もこれ以上強制実施しなくなった。

 情報筋によると、王大軍氏には3人の子供がいて、長女は高校生、末っ子はまだ4、5歳で、彼の死で一家は苦境に立たされ、収入もなく、母子4人は「生活保護」に頼って暮らすしかないという。

 王大軍氏がいる村ではまだ義務化されていないが、遼寧省営口市の地域では最近、新型コロナウイルスワクチンの強制接種が通知された。

 最近、中国製ワクチンの事故が相次いでいるため、国産ワクチンの安全性と効力が問われている。

(翻訳・藍彧)