マルコ・ルビオ米連邦上院議員は11日、FOXニュース網(FoxNews.com)でコメントを発表し、バイデン氏が推進するグリーンエネルギー計画は、中国共産党に贈物を送ろうとしていると指摘した。同エネルギー計画は米国に壊滅的な結果をもたらす可能性があり、同時に中国の太陽エネルギー製品に依存しているため、バイデン政府は中共に弱みを見せることにもつながると考えている。

 ルビオ氏は、バイデン氏の気候変動対策の核心が、アメリカのエネルギーインフラの大部分をいわゆる「クリーンエネルギー」に移行させることだと述べた。つまり、アメリカは数百万ものソーラーパネルや電気自動車の充電ステーションなど、高価なグリーンインフラを購入しなければならないという。そして、これらの産業はすべて中国が主導的に生産したものである。

 同氏は、バイデン計画が奨励する産業がどんな結果をもたらすかを、人々にもう一度考えてもらいたいと述べた。例えば、ここ数年、中国共産党は、ポリシリコンなどの太陽電池パネルの部品を支配することに積極的な役割を果たし、現在では世界の生産量の半分が新疆で行われている。

 バイデン氏の計画に従って、米国が中国から太陽電池パネルの購入を大規模に増やせば、米国の納税者のお金で、新疆ウイグル族などの奴隷にされたトルコ系イスラム教徒の強制労働によって生産された中国製品を購入する可能性があるという。

 同氏は、米国の政策は、いかにして米国国内の生産を構築するかに焦点を当てるべきだと主張した。まず、法案の中の資金が一切中国に渡ってはならないことを明確にすることを提案した。「中国製品を買わない」というような条項は、北京の産業基盤を打撃し、米国や他の国の製造業者に大きな激励を提供できる。

(翻訳・藍彧)