トランプ前大統領(https://www.flickr.com/photos/n3tel, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons)

 トランプ前大統領は10日夜、フロリダの別荘「「マー・ア・ラゴ」で基調講演を行い、任期中の実績を強調した。「私は今夜、自信を持って皆さんの前に立ち、2022年(の中間選挙)には両院を奪還し、2024年には共和党の候補者がホワイトハウスを奪還すると確信している」と述べた。FOXニュースが報じた。

 トランプ氏はまた、「今後の勝利の鍵は、過去4年間で成し遂げた素晴らしい成果を基に、さらに積み上げていくことだ」と述べた。

 トランプ氏は演説の中で、現政権の「キャンセルカルチャー」という理念や、議論中の銃規制政策、そしてアメリカ南部の国境での記録的な不法移民の流入を取り上げて批判した。「現在の不法越境問題は2006年以来のどの時期よりも悪化している。この問題だけで、上下両院とホワイトハウスを奪還できる」

 報道によると、トランプ氏は再任できなかったが、共和党内ではいまだに大きな人望がある。同氏は2024年の再出馬を検討しており、マー・ア・ラゴ別荘を共和党の会合拠点とすることを検討している。

 ジェイソン・ミラー氏(トランプ氏の上級顧問)は、トランプ氏は依然として共和党の中心人物であると述べた。「フロリダ州のパームビーチが共和党の新しい政権の中心となり、トランプ前大統領が共和党の最高代弁者になる」と語った。

(翻訳・藍彧)