ペロシ米連邦下院議長(Gage Skidmore from Peoria, AZ, United States of America, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons)

 米ウェブサイト「Gateway Pundit」の7日の報道によると、ペロシ米連邦下院議長は7日、「国境はトランプ政権下で完全に災難だった。バイデン氏の国境政策で世界を救った」と現状と真逆なことをまた言っていたようです。

 ペロシ議長は「実のところ、我々はジョー・バイデン大統領の指導の下、国境(問題)で良い道を歩んでいる」とバイデン氏の国境政策を称賛しました。そして「トランプ政権下では非常に悪い状況だったので、我々はそこで起こっていることを管理する仕組みを再構築している」とトランプ政策を非難しました。

 ペロシ氏の発言について、Gateway Punditはこの女性は非常識だと批判しました。

 米保守系メディア「The National Pulse」の6日の報道によると、バイデン氏の政策により、 米税関・国境警備局と米保健福祉省(HHS)に収容されている同伴者なしの未成年の人数は、トランプ政権時の約7倍です。

 ワシントン・ポストは3月10日、同伴者のいない未成年者8500人以上が、HHSの施設に収容されており、また HHS施設の空きを待っている3500人の未成年者が国境警備局の施設に収容されていると報道しました。同報道によると、これらの人数は史上最多だそうです。 にもかかわらず、収容人数はまだ増え続けています。

 米ABCニュースの6日の報道によると、収容されている同伴者なしの未成年者は1万7641人までに上り、3週間余りで約50%増えました。 これに対し、トランプ政権時の未成年者の収容数の最多は2019年6月の約2600人です。

 不法移民の急増化に伴い、犯罪も増え、特に女性と未成年が被害者となっており、収容施設の対応も追いつかず、収容環境が悪化、「人道の災難」だと批判されています。

 国境へ押し寄せ続ける大量の不法移民で困っているバイデン政権は最近、国境の壁建設の続行と移民の出身国に「米国へ来ないで」とのメッセージ広告を流したいという話も出てきました。

(新時代Newsより転載)