VOAで演説を行いているマイク・ポンペオ前国務長官(米国国務院動画のスクリーンショット)

 米メディア「FOXニュース」は8日、トランプ政権の前国務長官であるポンペオ氏が投稿者(コントリビューター)として参加し、新メンバーとなり、本日の番組に初登場すると発表した。

 FOXニュースのCEOスザンヌ・スコット氏は声明の中で、ポンペオ氏は米国の外交政策や国家安全保障問題で最も認められ、尊敬されている中の1人であると述べた。ポンペオ氏がFOXニュースの様々なプラットフォームでユニークな見解を、視聴者と共有できることを期待しているという。

 ポンペオ氏は、トランプ政権のキーパーソンの1人で、国務長官を務めていた時には、中国共産党やイランに対して厳しい姿勢で臨み、世間の注目を集めていた。ポンペオ氏は、公の場でのスピーチや声明で、中国共産党と中国国民は同じではないこと、中国国民も中国共産党の専制政治の犠牲者であることを繰り返し明らかにしてきた。昨年7月のスピーチでは、中国共産党は常に嘘をついているが、最大の嘘は、監視され、抑制され、声を上げることを恐れている14億の人々を代表していると言っていることだと述べた。

 ポンペオ氏は就任最終日の1月19日、国務省を代表して、中国共産党による新疆ウイグル自治区でのウイグル人迫害は「ジェノサイド」という犯罪であると宣言した。同発言は、米新政権でも支持され、認められたもので、ブリンケン国務長官は公の場で何度も言及していたほか、米中アラスカ会談で中国側の関係者に対しても、この分野に関心を示していた。

(翻訳・藍彧)