アルシー・ヘイスティングス(Alcee Hastings)米連邦下院議員(OSCE Parliamentary Assembly CC BY-SA 2.0 via flickr)

 米メディアWorld Journalの7日の報道によると、フロリダ州選出の民主党所属、アルシー・ヘイスティングス連邦下院議員(84)が6日、死去しました。末期すい臓がんと診断されていました。

 同議員の死去により、民主党は連邦下院で1議席減り、共和党との差はわずか7議席にまで縮まりました。現在、両党の下院議席数は218(民主党):211(共和党)です。

 連邦下院の民主党議員は6日に行われた毎週の党会議で、同議員に哀悼の意を表しました。

 ヘイスティングス議員はフロリダ州の初のアフリカ系の連邦裁判官で、後に賄賂スキャンダルに巻き込まれ、1980年代に弾劾され、解雇されました。

 そして1992年、民主党候補として連邦下院議員に初当選し、米内戦後のフロリダ州選出の初のアフリカ系議員となりました。今期で15期目で、フロリダ州下院代表団の任期最長の団長でした。また第117回議会下院議事規則委員会・副議長も務めました。

(新時代Newsより転載)