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 24日、中国新疆ウイグル自治区のイリ・カザフ自治州グルジャ市の養豚場でアフリカ豚熱(ASF)が発生し、280頭の豚が死亡した。中国公式によると、アフリカ豚熱の発生は、今年に入ってから7件目になるという。

 中国農業農村部は同日、中国動物疾病予防管理センターからの報告を受け、イリ・カザフ自治州グルジャ市の養豚場でアフリカ豚熱が発生したと発表した。農場にいた466頭の豚のうち、293頭が感染し、280頭が死亡した。

 公式によると、同養豚場ではアフリカ豚熱発生後、すべての豚を殺処分したという。

 アフリカ豚熱ウイルスは、豚同士の直接接触によってのみ感染し、感染源は飼料や蚊などである。2018年8月、中国の瀋陽市でアフリカ豚熱が発生し、驚異的なスピードで拡散し、中国全土だけでなく、内モンゴル、朝鮮半島、東南アジア諸国、東ティモールなどでも短期間に相次いで発生した。

 今年に入ってから、中国公式は広東省、四川省、新疆ウイグル自治区、雲南省、湖北省などの地域で、計7件のアフリカ豚熱の発生を発表した。

(翻訳・藍彧)