新型コロナウイルスの感染症(武漢肺炎、COVID-19)の発生以来、世界各地で奇怪な現象が現れた。インドネシアの「血雨」に続いて、南極で真っ白な雪が最近赤くなり、色のついた雪が見られた。

 ロシア最大のテレビ局「チャンネル1」の報道によると、ウクライナの国立南極観測基地がFacebookに投稿した写真によると、南極の夏が終わりに近づくにつれて、地元の真っ白な氷と雪の風景に緑と赤の色合いが濃淡に広がっているという。研究者は、この色は雪の中の微小な藻に由来し、緑色がクロロフィル、赤色がカロチンであることを発見した。

 科学者によると、南極の低温では藻類は通常繁殖できないが、南極の温度と環境が変化し藻類の生存に適すると大量に増殖し始め、氷の融解速度を加速させ、南極大陸を色付きの雪の層で覆ってしまったのだという。

 ウクライナの国立南極観測基地が公開したこれらの写真は美しく見える。しかし、この独特な風景の背後にある要因に人々は不安を感じている。

 2月6日、インドネシア中部ジャワ州ペカロンガンの村が深紅色の洪水に見舞われ、地元の人々がその「不思議な光景」の写真を撮り、ネットにアップした。ネットユーザーは終わりの日の「血雨」のようだと叫んだ。

 地元の防災部門の職員であるディマス・アルガ・ユダ氏は、インターネット上で流通している写真が本物であることをロイター通信に証明し、「洪水は地元のバティック(ろうけつ染め)工場を襲い、工場の染料が洪水を赤く染めた」と述べた。

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