ミャンマー民衆が集まり、軍事クーデターに抗議している。(ツイッター動画のスクリーンショット)

 カナダとイギリスは2月18日に再び力を合わせ、クーデターを起こしたミャンマー軍人に対する制裁措置を発表した。複数のメディアが報じた。

 英国政府は2月18日、ミャンマーの軍事クーデター中に人権を侵害したとして3人のミャンマー政府高官に制裁措置を発表した。カナダ政府は、特別経済措置法に基づいてミャンマー軍人9名に制裁を課し、資産を凍結した。さらに、ミャンマーの武器および関連技術と原材料の禁輸を発表し、ミャンマーへの財政支援を停止した。

 英国のドミニク・ラーブ外相は、ミャンマーでのクーデターを非難し、「我々と同盟国はミャンマー軍に人権侵害の責任を負わせ、ミャンマー国民のために正義を取り戻す」と述べた。

 カナダのマルク・ガルノー外相は声明の中で次のように述べている。「カナダ政府は、民主主義と人権に対するミャンマー国民の要求を支持している。カナダ政府は、同盟国と協力して、ミャンマーの民主政府の回復を呼びかけている。また、ミャンマー軍の軍事支配下で不当に拘留された人々を釈放するという同盟国の要求も支持する。」

 カナダは2007年12月、深刻な人権侵害を行い、地域の平和と安全を脅かし続けているミャンマー政権に対する制裁を発表した。18日の新たな制裁措置により、カナダ政府に制裁されているミャンマー人の数は54人に増加した。

 これは、ベラルーシ(白ロシア)の独裁政権を共同で制裁した後、国際安全保障問題に関して英国政府とカナダ政府がとった最新の行動だ。

(翻訳・神谷一真)

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