(パブリック・ドメイン)

計画Bの背景

 闇勢力はピラミッドの最上段の「エリート」によって構成されていますが、彼らはさすがに人数が少なく、上流社会の多くの人はむしろ神を信じており、彼らの仲間になるのを潔しとしません。それなら、彼らはいったいどのようにして、政府の重要部門や右派と呼ばれる一部の大物政治家、そして、有名人らをしっかりとコントロールしたのでしょうか? 

 彼らは中共と同じ手口を使っています。彼らは同じ悪魔に教わったからです。人間の弱みを一番熟知している悪魔は、人間の弱みを掴み、金で買収し、美女で誘惑し、場合によっては未成年の児童をも使いました。神に対する堅い信仰がなければ、人間はそれらの誘惑に負けてしまい、やってはいけないことをやってしまいます。そして、その現場が密かに録画され、証拠が残され、弱みを握られてしまいます。多くの人が、悪人の罠にかかってしまいました。ジェフリー・エプスタイン所有の性愛島に、世界の各国の高官、政治家、有名人が密かに行き来しているのは、そのためです。

 もちろん、この手がうまく行かなければ、脅迫、恐喝、暗殺などの手段も用意されています。

 このような自由社会を腐蝕する仕業は、ディープステートが直接行う以外、多くの場合、中共と連携して、中共が陰で浸透し、行ってきました。このようにして、彼らは一歩一歩、権力の中心部に入り込み、アメリカの殆どの政府部門、CIA、FBI、高等裁判所、司法省、さらに、主流メディア、大手SNS会社、財団、国連、各国の政治家を次々と攻め落としました。

 彼らは4年の間にトランプ氏を必ず追い落とせると確信していました。しかし、トランプ氏も準備を万端にしており、しかも、大統領選の数年前から準備をしていたのです。

 米国の歴史上、多くの大統領、例えば、リンカーン、ケネディ、レーガンらは皆、暗殺されました。彼らの多くは闇勢力に対抗し、悪魔の計画を阻止しようとしたため、暗殺されたのです。トランプ氏は十分な準備をしていたので、彼らの陰謀は思いのままになりませんでした。しかし、昨年、トランプ氏とその家族、そして、身辺のスタッフが相次いで中共ウイルス(新型コロナウイルス、COVID-19)に感染しました。それは闇勢力が実施した暗殺だったかも知れません。神の加護の下、彼ら全員奇跡的に回復し、しかも、抗体を持つようになりました。

 トランプ氏は大統領選に立候補する前から、この闇勢力の事を知っており、アメリカの危機をよく理解し、この時の為に数年も準備してきました。彼は2000年の大統領選への出馬を表明しましたが、当時は準備が不十分だったため、一度撤退しました。そして2016年、闇政府の計画Aの最終段階の最も危険な時に、トランプ氏は再び立ち上がり、大統領選に正式出馬しました。その結果、神の加護の下で悪魔の計画Aは見事に破られたのです。

 大統領の在任期間中、闇勢力は手を尽くして、トランプ氏を失脚させようとしましたが、いずれも成功しませんでした。トランプ大統領は闇勢力が苦心して営んで来たポリティカル・コレクトネスを覆し、従来と全く異なる国策と政治手法を進め、彼らに大いなる脅威を感じさせました。その過程で、トランプ氏は少しずつ沼地をさらい、沼地に潜んだ邪悪勢力を次々と暴き出し、そして一掃しました。同時に、トランプ氏はディープステートの同盟者である中共を、思い切って攻撃しました。それによって、悪魔が長年画策し、実施して来た計画が窮地に追い込まれました。

 そこで、彼らは慌てて計画Bを画策し、実施し、自らを救おうとします。

悪魔の計画B

 ステップ1)中共からコロナウイルスを放出し、そして、短期間で全世界に拡散させ、パンデミックを引き起こす。

 ステップ2)中共とディープステートが長年にわたり、築き上げた不正選挙のネットワークを利用し、コロナ禍を口実にして、2020年のアメリカ大統領選を操り、アメリカの政権を盗み取り、彼らの傀儡であるバイデン氏を当選させ、それによってアメリカをコントロールする。

 ステップ3)アメリカを落とすと、アメリカが中心となって、中共と呼応し、コロナ禍とその恐怖を利用して、「グローバル・リセット」計画を推し進め、世界における共産主義を実現する。
 
 次に、ディープステートが強力に推進する「グローバル・リセット」計画についてお話しましょう。

 実は2003年にSARSが発生した当時、ディープステートはすでに中共と連携し、コロナウイルスの研究を始め、それを究極の目的を実現するための生物兵器としていました。「グローバル・リセット」計画は、こんなにも前から準備が進められていたのです。

 2015年の春、国連は日本で「防災世界会議」を開催しました。会議に参加する国々はある共通認識が得られ、その中の重要な内容の一つが、「Build Back Better」という計画でした。それは「よりよく復興」という意味で、「BBB計画」と略称されています。それ以後、この計画は世界の多くの政治家や大手企業、環境保護組織の「口癖」になり、イギリスのジョンソン首相から、南アジアのパキスタン政府、そして、カナダのトルドー首相も何度も「BBB計画」を口にしました。2020年のバイデン氏の選挙スローガンは「Build Back Better」で、彼の臨時政府のウェブサイトのURLもbuildbackbetter.govというものでした。

 一方、世界の主流メディアはこれらの事について、極力覆い隠し、人々の耳目をくらまそうとし、甚だしい場合、きっぱりと「陰謀論」のレッテルを貼りました。彼らは民衆が真相を知るのを恐れているのです。

 ディープステートの協力の下、中共はコウモリの体内から変異したコロナウイルスを見つけ、抽出し、そして、武漢の軍の研究所で培養し、時機が来たらそれを使ってグローバル・リセット計画を推進しようとしました。今、ますます多くの専門家は「武漢新型コロナウイルスは中共の生物兵器ではないか」と指摘し、一部の政府も「今回のコロナ禍は中共が始めた生物戦争ではないか」と声を上げています。

 悪魔の計画Aがトランプ氏によってぶち壊された後、中共は2020年米大統領選の前の肝心な時期に、コロナウイルスを放出し、しかも、短期間で世界に拡散しました。新型コロナウイルスが発生する時間と場所はすべて計算されたもので、決して偶然ではありません。彼らはわざと2019年の旧正月を選び、旧正月の帰省ラッシュを利用し、中国の水陸交通の要衝であり、国際都市でもある武漢市という特殊な場所を利用して、あっという間に新型コロナを世界にばら撒き、パンデミックを引き起こしたのです。

 パンデミックが起きてから、中共は独裁政権の優位性を生かし、感染拡大を抑えることを理由に、人々の自由を奪い、厳しい都市封鎖を実施しました。中共の目的は「武漢モデル」を作り出し、コロナ禍を利用して、世界に「独裁制度の優位性」をアピールし、その「中国モデル」を輸出しようとし、堂々とグローバル・リセットを推進しようとしました。

 この時期にウイルスを放出したのには、グローバル・リセットを推進する以外に、もう一つ目的がありました。それはコロナウイルスを利用して、ディープステートの協力の下、アメリカで大混乱状態を作ることでトランプを攻撃し、「トランプ下ろし」を強め、甚だしきにいたっては、コロナウイルスを使ってトランプ氏を暗殺しようとしたのです。さらに、彼らはコロナ禍を口実にして、選挙の不正行為を行い、傀儡であるバイデン氏を当選させようとしました。アメリカの政権をしっかり掌握すれば、彼らはさらに一部の国々の力を借りながら、全面的にグローバル・リセット計画を推進し、世界規模の共産主義を実現するでしょう。

 ご存じのように、世界各国の左派の政治家たちは皆コロナ禍を口実に、政府の権限を大幅に拡大し、憲法を超越して、民衆の自由権を奪い、店を休業させ、経済を停滞させ、場合によって人々の私生活まで干渉し、その権力を一般の家庭まで延伸させました。

 2020年10月25日、カトリックの元駐米教皇大使カルロ・マリア・ビガノ氏(Carlo Maria Viganò)は、トランプ大統領に2通目の公開状を出しました。手紙で、ディープステートがコロナ禍を利用して、「グローバル・リセット」計画を実施しようとしていることを暴露したのです。

 「グローバル・リセット」計画には以下のステップがあると思われます。

ステップ1
 コロナ禍の恐慌を利用して、第2、第3波の疫病の到来を理由に、一歩一歩と都市封鎖を強め、憲法を超越して人々の自由を制限し、最終的に人々の自由を奪います。その過程で、憲法を乗り越え、政府の権力を無限に拡大し、最終的に憲法の意味を失わせ、それによって自由民主を廃止し、独裁を実現する。

ステップ2
 コロナ禍を理由に、店を休業させ、経済を停滞させ、中小企業を倒産に追い込み、彼らの支配下にある大企業だけを生き残らせ、すべての資源を独占します。彼らは世界の富を再配分し、富を自分のポケットに入れ、中共が建国当初に実施したすべての企業の国有化と同じようにします。そして、世界的な経済危機を人為的に引き起こし、「国民所得を確保する」とか、「個人的負債をチャラにする」などを餌に、人々を騙し、最終的に政府は富の配分を完全にコントロールし、それによって私的財産権を略奪する。

ステップ3
 国民にワクチン接種の計画を推進し、ワクチンを利用して、人々を「デジタル身分証」に繋げ、国民全員の身分デジタル化を実現し、それによって、すべての人を監視、追跡します。

 ビル・ゲイツの本業は何であるか、ご存じでしょう。しかし、彼は何故突然ワクチンの開発を始めたのでしょうか? 彼らはワクチンにいったい何を混入したのでしょうか? このようなワクチンを注射すると、もしかすると、人々がデジタル身分証と繋げられ、完全に監視され、デジタル化されてしまうかもしれません。この点について、カルロ・マリア・ビガノ大司教はトランプ氏への手紙にも言及しました。

 2020年12月13日に、ビル・ゲイツはCNNの番組で、左派の名キャスターのジェイク・タッパー氏(Jake Tapper)と世界に於けるワクチン接種問題についてトークしました。ビル・ゲイツはワクチンを金持ちの人に優先的に接種すべきではない、そして、自分の番になれば接種すると言いました。つまり、彼は未だにワクチン接種を受けていないということです。2018年2月7日のロックス・ニュース・ネットワーク(Locks News Network)の報道によると、ビル・ゲイツの元主治医は、ゲイツが自分の子供へのワクチン接種を拒否したと証言しました。ゲイツとその家族は何故ワクチン接種を受けないのでしょうか?

 世界日報の報道によると、米国は2020年12月14日から、正式に大規模なファイザーワクチン接種を開始しましたが、ファイザー社のブーラCEOは自分はまだワクチン接種を受けていない、そして、彼と会社の幹部らは決して「割り込み」をしないと言ったそうです。つまり、彼ら全員、まだワクチン接種を受けていないのです。

 コロナ禍の中、社会の安定を維持するため、アメリカ政府職員は優先的にワクチン接種を受けることになっています。しかし、ホワイトハウスのスタッフがワクチン接種を受ける前日の夜、即ち2020年12月13日の晩、トランプ大統領は突然、「ホワイトハウスのスタッフの接種計画を遅らせる」とツイートしました。その理由は不明です。

 以上は、彼らのコロナ禍を利用したグローバル・リセットを推進する計画です。その目的はグローバル・リセットを通して世界で共産主義を実現することです。しかし、この目標を実現するには、ディープステートは必ずアメリカを制御しなければなりません。もし、2020年の大統領選挙で、バイデン氏が当選できなければ、計画は失敗に終わることになります。そのため、彼らはさらに計画Cも用意しました。

(続く)

(文・李道真/翻訳・一心)

米国のディープステイトの闇を暴く (一)人間世界における悪魔の脈絡:

米国のディープステートの闇を暴く (二)悪魔の人間世界に於ける陰謀:

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