加藤勝信官房長官(内閣官房内閣広報室, CC BY 4.0, via Wikimedia Commons)

 加藤勝信官房長官は10日の記者会見で、米海軍の原子力空母2隻が南シナ海で軍事演習を実施したことに歓迎の意を表した。加藤官房長官は、地域の安全保障環境がますます厳しくなる中、地域の平和と安定に向けた(米国の)揺るぎないコミットを示すものであると述べた。

 また、中国海警局の船が近日繰り返し尖閣諸島付近の海域に侵入したことについて、加藤官房長官は「絶対に受け入れられない。国際法に違反している」と中国共産党政権を非難した。

 米海軍太平洋艦隊は9日ツイッターで、「セオドア・ルーズベルト空母打撃群」と「ニミッツ空母打撃群」が南シナ海で軍事演習を行っていると発表した。これはバイデン政権初となる南シナ海での空母2隻による演習である。

(翻訳・北条)