上海浦東新区、建設されている大型簡易隔離病院(ツイッター動画のスクリーンショット)

 上海市の疫病状況がエスカレートしている。インターネット上に出回っている動画によると、上海浦東新区に大型簡易隔離病院が建設され、済南路の団地が封鎖され、PCR検査が実施されている。

 公式メディアの報道によると、上海市は1月25日00時から24時で、現地での2人の感染者が確認された。現在、確認された15人の現地感染者はいずれも市の公衆衛生センターで治療を受けている。当局によると、上海は非常に安全な都市であり、個別な感染者が確認されても正常であり、噂を広めてパニックになる必要はない。

 しかし、情報を得たネットユーザーによると、当局はすでに中リスク地区に格上げされた黄浦区・貴西区・昭通区団地の住民全員を集中的に隔離したが、報道をしなかったという。

 ネットユーザーは、上海の疫病状況がエスカレートし、備蓄していた隔離施設が足りなったため、急いで簡易隔離病院を建設していると分析した。

 上海の疫病は、黄浦区、徐匯区、宝山区、楊浦区、虹口区などの5つの直轄地区、及び公式発表した長寧区まで拡大し、少なくとも6つの地区に影響を与えている。公式に発表された感染者数は十数人しかいないが、26日には浦東新区合慶鎮で1000人規模の簡易病院が建設されている。情報筋は27日、上海が金山区に建設した簡易隔離病院に確認された感染者を密かに隔離しているという。

(翻訳・藍彧)

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