台湾民進党の陳亭妃議員(張永泰, Public domain, via Wikimedia Commons)

 中国のクラウド型伴奏プレーヤーには中国共産党のプロパガンダソングが多数含まれており、台湾の家庭やカラオケ、民宿などにも浸透している。

 台湾国際放送と自由時報の報道によると、中国クラウド型伴奏プレーヤーには「我が祖国」などの中国共産党のプロパガンダ曲が含まれており、台湾の家庭やカラオケ、エビ釣り場、民宿、レストランなどの娯楽施設にも使用されている。現在、学者や専門家は、ジュークボックスの曲目リストがすでにプロパガンダ部門の審査を受けており、「文化統一戦争」が最もコストが低く、台湾政府はこれに対して調査や法規制を強化すべきだと警告した。

 民進党の陳亭妃議員は、「台湾政府が管理や対処をしなければ、次は中国の番組や、いわゆる洗脳資料と連結される可能性がある。この問題は深刻だ」と述べた。

 民進党の林楚茵議員は、立法による伴奏プレーヤーや映像クラウドに含まれている曲に対する規制は、遅れた行動が緊急時のニーズに対応できていないとしている。しかし、この取り組みはインターネットの自由を取り締まるものだと批判されやすい。林楚茵議員はまず中国のクラウド型伴奏プレーヤーが台湾で合法的に販売されているものかどうか確認し、含まれている曲目リストが合法的な著作権なのかどうかを確認すべきだと提案した。また、著作権保護を前提とした調査を強化し、文化の侵略を防ぐことをさらに検討してこそ、実行可能で実務的なやり方であると述べた。

(翻訳・藍彧)

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