米国の南カリフォルニア在住の24歳、満州族の伊啓威氏の祖父は1949年以前に中国共産党に加入し、中国共産党中央警備局の幹部を務めていました。伊啓威氏の父親は中国の「光大銀行」の副総裁を務めていましたが、後に「中国銀通」の取締役になりました。

 2015年から2016年にかけて、習近平の反汚職運動中に伊啓威氏の父親が逮捕・投獄され、保釈され出所した後に死亡しました。

司会者:なぜ偽投票用紙の問題が発覚しましたか、どのように発覚したのですか。

伊啓威:アメリカでは21歳未満の人がナイトクラブに行ったり、映画祭に行ったり、カジノに行ったりするために偽のIDを作ります。現在アメリカで一番これをやっているのがこの人で、去年は月に2万枚以上のID(収益)を稼いでいたと言っていました。私はどうやったらこんなにたくさんの(ID)を作れるかと尋ねました。彼は、アメリカにいる中国人が、偽結婚などで需要があるからだそうです。1年後、2万枚の偽物IDがアメリカの税関で押収されたというニュースを見て、私は彼に「押収されたのはあなたの物ですか」と尋ねました。 彼は「はい」と答えました。

 私は11月3日、飛行機の中でトランプ氏の選挙状況を見て、問題ないと思って安心して寝ました。しかし、次の日に起きて携帯を開いたら全部バイデン氏になっていました。私は間違いなく動揺していたし、ほかの人に愚痴を言いました。話している過程で不正投票のことが出ていました。私は信じられず、同級生に尋ねました。そこで、同級生は(偽投票用紙の)サンプルまで送ってきました。英語を知らない中国の工場経営者がアメリカの投票用紙を手に入れられるはずがないと思っていました。しかし、中国の連中は金に目がないので、金を与えるだけで何でも話しました。中国がここまで深刻にアメリカに潜入する必要はないと思っていたので、最初は信じませんでした。その後、私はWeChatで彼に送金したら、思いのほか相手側は本当に引っ掛かりました。私はこれらの物を手に入れました。動画も相手に取らせました。金さえあればなんでもできます。

 これを手に入れた後、アメリカのマスコミにあげました。当時は私だけではなく、多くの人が声を上げていました。私は当時マスコミに連絡を取ろうとしたのですが、どこも報道してくれませんでしたし、どのマスコミもセンシティブな内容で報道できないと言っていました。その後、台湾と韓国の一部のメディアだけが報じたのです。そして、このことは親切な人たちによって英訳され、ネット上に掲載されて、広まっていったのです。 (継続・・・)

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