中共ウイルスが人間を殺している(絵:2002227/看中国)

 トランプ米大統領は近日、中国共産党(略称:中共)の米国に対する脅威を暴露した8分間の動画を投稿した。動画では、司会者が「中共こそ世界で最も致命的なウイルスだ」と話し、米国に対する浸透工作を取り上げた。

 動画の中では、中共について10回言及し、中共ウイルス(新型コロナウイルス、COVID-19)についても数回言及した。アメリカに対するいくつもの脅威を暴露し、中共と結託したアメリカの政府官僚と左翼メディアを晒した。

 動画の司会者によると、共産主義国家がアメリカを転覆しようとする計画は1963年に始まり、アメリカの両党、またはそのうちの少なくとも一つの政党の支配、メディアへの浸透、ラジオ、テレビ、映画の主要な地位のコントロールなどが含まれている。今回の大統領選挙で、彼らの目標が達成されたがはっきりと見えてきた。 分析すればするほど、全てが中共を指していることがわかる。中共はハリウッドをすでに支配し、主流メディアに数千万ドルを支払い、ウォールストリートジャーナルとニューヨークタイムズを中共のプロパガンダ道具にした。さらに、中共はバイデン一家に数十億ドルの金銭を与えており、司会者は「これでバイデン氏がメディアにかばってもらえる理由がわかっただろう」と言った。

 「中共は銃や爆弾で我々を攻撃するのではなく、世論操作やメディア、洗脳プロパガンダで我々を攻撃しているのだ」。元ソビエト連邦指導者ニキータ・フルシチョフはかつて「我々は米国の領土に侵略する必要がない、内部から崩壊させるのだ」と言った。この見えない敵こそ、共産主義である。

 「最も致命的なウイルスは中共だ。」

 「中共は腐敗した政治家、実業家、権力者、影響力のある人々のダークサイドを利用して、我が国に潜入し、町や都市を腐食し、アメリカ人の行動や心を支配している。死と破壊で道を完全に覆い、隅々まで侵入している」

 その後、動画はアメリカ社会の分裂の根源を明らかにした。

 「共産主義は私たちの中に種をまき、嘘が真実であり、悪が正義であり、憎しみが愛であり、分裂が団結であると信じさせた。さらに、お互いを敵視し、男と女、豊かな人と貧しい人、黒人と白人、左派と右派をすべて敵対視させた。無力感、恐怖、孤独を感じた時、それが根付いてしまう。
 我々の歴史を抹消し、先祖を中傷し、子供たちに自らや家族、国を憎むように教えている。我々の信仰を貶め、価値観を破壊し、生き方を攻撃し、ひいては恥じらい(BLM)へと跪けとまで言っている」

 動画の最後は、1776年の独立戦争のように、敵に反撃し、アメリカを再び強くしようとアメリカ人に呼びかけた。

 「今、私たちは彼ら(左翼メディアやバイデン氏、ヒラリー氏などの民主党政治家)の正体がはっきり見えた、彼らはもはや私たちを弄ばすことはできない。彼ら(ソロス氏、ビル・ゲイツ氏、習近平氏)はリセットを企んだが、覚醒を誘発する結果となった。

 5年後、私たちの子供には、誰かが我が国を盗もうとした時に何もしなかったとは言わない。1776年に先祖がしたように、我々は戦い、自由を勝ち取ったと子供たちに伝えるだろう。

 アメリカは世界中で自由を守る最後の砦であり、我々は中共ウイルスにとっての最大の脅威である。アメリカが陥落すれば世界も陥落するだろう。だから我々は決して失敗しない。建国の父と肩を並べて戦い、人々の力を目覚めさせ、神の力を呼び起こす時が来た。私たちは真の愛国者である」

 わずか2日間で、この動画は360万回以上の再生回数、16万回の「いいね!」、7万近くのリツイートを記録した。

 クリスマスイブには、トランプ大統領が今回の大統領選は不正選挙であったことを強調し、ツイッターの言論規制を批判した。

 「ツイッターは必死になってレッテルを貼り、真実を隠蔽しようとしている。意図的に言論の自由を阻害している危険な連中だということを示しているだけだ。我が国にとっては非常に危険である。議会はこれが共産主義の始まりだと知っているのか? 文化に対する封鎖は最悪な状態に達している。第230条を終わらせよう!」

 ポンペオ国務長官も次のようにツイートした。「イエス・キリストの誕生を祝う前夜に、悪の政権のために家族と一緒にいられない人たちからの愛に満ちたメッセージを受け取った。励ましのお言葉ありがとうございます。あなたとあなたの大切な人との再会を早く果たせますように」

 トランプ陣営が選挙で公正さを求めて奮闘したように、トランプ政権は中国共産党への取り締まりをやめず、選挙以降も次々と厳しい制裁を行ってきた。今後誰が大統領になっても、確立された外交政策を変更し、或いは迅速に変更することは難しいという分析もある。

(看中国記者・肖然/翻訳・北条)

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