「ブラック・ライヴズ・マター(Black Lives Matter、BLM)」グループの共同創設者であるパトリッセ・カローズ氏(The Laura Flanders Show, CC BY 3.0, via Wikimedia Commons)

 「ブラック・ライヴズ・マター(Black Lives Matter、BLM)」グループの共同創設者であるパトリッセ・カローズ氏は、先週土曜日(11月7日)、いわゆる 「次期大統領 」バイデン氏と「副大統領 」カマラ・ハリス氏に手紙を書き、ブラック・ライヴズ・マター運動のアジェンダを話し合うために彼らと会談し、「新政府」への期待を表明することを要求した。

 「黒人の圧倒的な支持がなければ、選挙結果は大きく違ったものになっていただろう。要するに、今回の選挙は黒人が勝ち取ったということだ」カローズ氏は手紙の中で、「黒人のアジェンダを優先させるべきだ 」と述べた。

 バイデン氏は選挙期間中に、彼がホワイトハウスに就任してから100日間以内に警察監督委員会を設立し、彼が「警察の残虐行為」と呼んだもの、特に黒人や少数民族に対する警察の残虐行為に対抗することを公約した。

 今回の選挙で、特に5月にジョージ・フロイドが亡くなった後、警察改革は民主党の左翼の中で最も主要な話題となっている。ミネアポリス出身の黒人男性フロイドさんは、警察に拘束されている間に警官に押さえつけられ、しばらくして死亡した。彼の死は全国的な暴動に火をつけ、暴徒たちは騒乱の中で暴動や破壊をし、また一部の過激派は「警察経費の削減」を求めた。バイデン氏も民主党も暴動を非難してはこなかった。

 カローズ氏はバイデンとハリス氏に、黒人は「あなたたちがかつて黒人問題で何の実績もないことに対して遺憾の意を表す」と言った。彼女はまた、バイデン氏とハリス氏に「数十年の歴史を持つ黒人の基層組織者から指導を受けるように」と提案した。

 カローズ氏は「我々は暫定政府の一員になりたい」と述べた。

(翻訳・藍彧)