10月28日、河北省石家荘市の上空に突然「2つの太陽」という異象が現れた。(ツイッター動画のスクリーンショット)

 中国共産党五中全会(第19期中央委員会第5回全体会議)開催3日目の10月28日、河北省石家荘市の上空に突然「2つの太陽」という異象が現れ、「政変か」とネットで話題となりました。

 10月28日午後、あるネットユーザーがツイッターで「二つの太陽」を捉えた映像を公開し、「石家荘の上空に奇妙な現象が起きました。なんと2つの太陽が現れています!ことわざにも『天に二つの日無し』と言いますが、古代ではこれが王朝交代を意味するものでした」とコメントを添えました。

 この不思議な現象は、中国の多くのウェブサイトでも報道されました。霧による屈折で「幻の太陽」現象だという公式メディアもありました。しかし、その説明は、ネットユーザーを納得させることができませんでした。

 「何か大事件が起こりますよ」「これは縁起が悪いです。一つの天には2つの太陽が存在きるわけがないでしょう」「石家荘に2つの太陽が現れているのは中国が王朝交代するでしょうね」「中華民国総統pk中国共産党国家主席」といったコメントが見られてました。

 古代中国では、「2つの太陽」や「多日」などの異象が現れた時、民間では「天下が間もなく大乱し、王朝が変わろうとしていることを意味します」と伝えてられていました。宮廷に仕える天文を精通している星術師たちは、これらの特殊な天象によって吉凶を予測し、当時の権力者に忠告していました。

 唐代の天文学者、李淳風の占星術の著作『乙巳占』によると、複数の太陽が同時に現れるのは天下分裂の兆しだそうです。

(翻訳・藍彧)