マイク・ポンペオ(Mike Pompeo)米国務長官(イメージ:パブリック・ドメイン)

 マイク・ポンペオ米国務長官は9月30日、駐バチカンの米国大使館主催の信教の自由に関する会議で、中国共産党は世界で信教の自由侵害を最も侵害しており、カトリック教会に中国人権問題の戦いに加わるよう呼び掛けた。

 ポンペオ氏は会議で、現在の中国は世界において、信教の自由を最も深刻に侵害していると述べた。中国共産党は驚くべき規模で中国国民の自由を剥奪し、チベット仏教徒や法輪功学習者などを含むあらゆる宗教団体を弾圧しており、カトリック教徒も含まれる。ポンぺオ氏は宗教指導者に、すべての宗教信者を支持する約束を行うように呼掛けた。教会はいつまでも基本的人権を守るべきだと述べた。

 今回、ポンペオ氏は教皇フランシスコとの会談が予定されていないが、バチカンのピエトロ・パロリン国務長官やポール・ギャラガー外相との会談が行われた。一部のメディアはポンペオ氏が発表した言論に原因があると示した。

 ポンペオ氏の鋭い発言とは対照的に、バチカンのギャラガー外相は発言の中で中国には全く触れず、ローマ教皇が基本的人権と信教の自由を推進してきたことを強調した。

 バチカンと中国共産党政権が2018年9月22日に司教の任命に関する協約を締結してから、教皇フランシスコは中国共産党が任命した8人の司教を認めただけでなく、共産党による人権侵害について2年間沈黙を貫いた。

 教皇フランシスコはすでに同協約を2年間延長することを承認したと報じられており、10月には更新式が行われる見通しだ。ポンペオ氏は今月初め、バチカンに協約を更新しないよう呼びかけた。

 中国のカトリック教は、地下カトリック教会と共産党公認の中国カトリック愛国会と二つに分かれている。地下カトリック教会はバチカンと連携を維持しているが、教皇に任命された司教は通常、中国共産党に認められていない。数十年もの間、地下教会は中国共産党による絶え間ない監視と弾圧を受けており、地下カトリック教徒は警察から嫌がらせ、拷問、監禁を受けてきた。

(看中国記者・肖然/翻訳・藍彧)