イメージ:TravelPOIs / PIXTA(ピクスタ)

 ある金持ちの男が、息子を旅に連れて行き、その道中にとても貧しい農家で一昼夜を過ごさせることで、息子に貧乏な生活を体験させたいと思っていました。

 旅の帰り道、父が息子に「今度の旅行は楽しかったか?」と聞きくと、息子は「楽しかったよ!お父さん」と答えました。

 続けて父が息子に「貧乏とは何か、判ったか?」と聞くと、息子が「そうですね。うちには犬1匹いますが、彼の家には4匹います。うちの庭にはプールがありますが、彼の家の前には果てしない小川が流れています。うちの庭にはクリスタルライトが並んでいますが、彼らは満天の星空を持っています。うちの家のベランダから外を見ると荘園全体が見えますが、彼らの家からは地平線が見えます…」と答えたので、父は言葉を失ってしまった。

 「お父さんありがとう!お陰でうちがどれだけ貧乏だったのか判りました!」と息子は父に感謝した。

(翻訳・藍彧)